SPORTS丨2025.01.06
「まさかの走行距離」「凄まじい」 首位独走のスロット・リヴァプール、衝撃スタッツ クロップ時代からの激変にファン驚愕
プレミアリーグの首位を独走するリヴァプールの興味深いスタッツがファンの間で話題となっている。ユルゲン・クロップからアルネ・スロットへと指揮官が変わったことで、明確な違いが出ているようだ。
リヴァプールは昨シーズン、9シーズンにわたって指揮を執ってきたクロップ監督が退任。UEFAチャンピオンズリーグやプレミアリーグ、FAカップ、カラバオカップなど8つのタイトルを獲得してきた名将がアンフィールドを去った。
代わって指揮官に就任したのがフェイエノールトを率いていたスロット監督。初のプレミアリーグでの指揮に懐疑的な目もあったが、ここまでの18試合で14勝3分1敗の勝ち点45を稼ぎ、2位のアーセナルに5ポイント差をつけて首位を独走している。
そんなスロット監督のリヴァプールは、前任のクロップ監督から戦い方に明確な変化があった。クロップ政権下では「ゲーゲンプレス」を採用。ボールを失った瞬間にプレッシングをかけてボールを奪い返し、高い位置からのショートカウンターでゴールを目指す。
一方のスロット監督はよりポゼッションを重視した戦いを見せている。具体的には、フォーメーションも4-3-3から4-2-3-1へと変更。クロップ時代にはアンカーとしてプレミアリーグ屈指の“6番”となった日本代表MF遠藤航が重宝されていた。しかし現在は、ダブルボランチが採用され、より展開力のあるアルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスターとオランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフのユニットが起用されている。
そんな違いを見せる両指揮官の戦いぶりは、スタッツにも明確に表れている。
90分あたりの総走行距離はクロップ体制が20チーム中9位と上位だったのに対して、スロット体制では20チーム中20位。また90分あたりの高速ラン数もクロップ体制では20チーム中3位だったが、スロット体制では20チーム中11位となっている。
このデータに対してファンたちは「リヴァプールは走力のあるチームという印象を損なわずに勝ち続けつつもデータ的には走っていないという凄まじいデータ」「いかに効率的に走れているか」「ちょっと凄すぎるなこの監督」「スロットリヴァプール、まさかの走行距離がPL20クラブで最も少ないチームに」「脅威の省エネ」「走るべき時に走り、走らなくてもいい時に走らないというのが徹底できている証拠」「サッカーもメリハリが大事ってことだね」などスロット監督の手腕を称えるコメントで盛り上がりを見せた。