SPORTS丨2025.04.05
「ハッキリ言うw」 オリオールズ菅野智之、試合後に報道陣バッサリ! 忖度なしの“ガチ対応”がネット上で大人気「かっけえ」

写真:AP/アフロ
3月30日(日本時間3月31日)に行われたトロント・ブルージェイズ対ボルティモア・オリオールズの一戦で、オリオールズ・菅野智之が先発登板。その試合後にメディア側に対して見せた“毅然とした態度”が、話題となっている。
この日、先発した菅野は、初回に2点を失ったものの、その後は持ち前の落ち着きを取り戻し、打たせてとる投球を軸にブルージェイズ打線を抑えたものの、5回のマウンドに上がった直後に、緊急降板。この理由について、ブランドン・ハイド監督は「両手の痙攣によるもの」としていたたものの、詳細については判然としないまま、試合後のインタビューに。
取材陣から、緊急降板について水を向けられた際に、「4回のマウンドに居る時から左手がグラブの中でつっていて、なんかイヤだなあって思っていて、マウンドに行く前に右手もつり始めた。で、1球投げたら指がくっついていたので、ちょっと難しかった。」と、改めて両手の「つり」が原因であると説明した菅野に、取材陣から今後はひとまず様子見となるのか?という質問が飛ぶと、「いや、つっただけなので。」と否定した上で菅野は「そういうあなたたちが期待しているようなことにはならないと思う。」と、報道陣が自分たちの思惑通りに発言を誘導しようとしていると感じたのか、毅然とした態度でそう言い放った。
また菅野は、ボール交換についても、「日本ではあまりしないのでは?」という質問に対して「僕はします。1球1球します。」とキッパリ。取材者の不勉強さが浮き彫りとなったものの、それでも「初回、3ボールになったとき、ボールをもらって一息入れるという“間”の作り方も出来たのでは?」と食い下がられると、「…う~ん、“こいつ、ボールのせいにしているな”と思われたくなかったので。ボールを変えたところで結果は変わらないので。」とバッサリ。終始、自分の言葉で、メディアへの忖度なしに力強く語ることとなった。
こうした菅野の応対に、SNS上の野球ファンからは「ハッキリ言うw」「かっけえ」「こういうのでいいんだよ」「さすがジャイアンツプライド」と、その姿勢を称賛する声が。一方、菅野にこうした受け答えをさせてしまった取材陣については「ほぼほぼ全否定w」「誘導ありきの質問はバッサリでええ」といった手厳しい声も巻き起こった。
いわゆる“記者ウケ”が悪いと、言葉尻をとらえたかのような、悪意ある記事を書かれたり、その内容が一人歩きする形で、一般のファンからも厳しい批判を浴びたりといった事態が起こりやすいことから、今回の菅野の口から出た言葉は、アスリートが本来あるべきメディアに対する姿勢を示してくれた一例といえる。