SPORTS2025.04.08

「抜ける豪速球が抑止力」 藤浪晋太郎、ついに覚醒か? 出力抑えて“無双”… ファンの期待大「無四死球でニュースになる男」

藤浪晋太郎

写真:AP/アフロ

シアトル・マリナーズ傘下の3A、タコマ・レイニアーズ所属の藤浪晋太郎が4月5日(日本時間4月6日)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス傘の傘下のリノ・エーシズとの一戦でリリーフ登板。“抑え気味”の投球が奏功したのか、無失点で切り抜け、ファンの間で話題となっている。

1-6、レイニアーズ5点のビハインドの7回、3番手としてマウンドに上った藤浪は、先頭打者に対してカットボールで内角を突く投球で追い込むと、最後は外角低めへと投じた切れ味抜群のスプリットで空振り三振に。続く2人目は左打者で、ボール先行となったものの、微妙な外のカットボールがストライク判定されるという“ラッキーなジャッジ”で持ち直し、最後はカットボールを打たせてセカンドゴロに。そして最後の打者に対しては、ボールがシュート回転してしまうのか、2球連続で内角への抜け球があったものの、そこからスプリットを3球続けて空振り三振に。無失点で切り抜けることとなった。
今回は抑え気味の投球を心がけていたのか、速球の球速は最速でも152.6km/hに留まった一方で、投じた11球のうちカットボールが5球。全体的に制球も安定していたことから、SNS上の野球ファンからは「イケる!」「このまま行ってくれ」「これは覚醒の予兆」「無四球でニュースになる男」「抜ける豪速球が抑止力」「顔面へのボールが怖いから変化球早打ちしてくれそう」といった様々な反響が巻き起こることに。

これで2試合連続の無失点投球となり、防御率も3試合で3.00となった藤浪。こうした地道なマイナーでの仕事ぶりが評価される形で、再びメジャーの舞台に立つ日が来ることに期待したい。

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