MOVIE2025.05.29

トム・クルーズが1時間15分水中撮影、M :I史上最高に危険なセット「水浸し潜水艦」… 『ファイナル・レコニング』決死の撮影の裏側

トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、現在大ヒット上映中だ。この度、本作の大ヒットを記念して、【M:I】特別ビジュアルステッカーを入場者プレゼントとして配布決定。さらに、決死の撮影の裏側に迫る特別映像が解禁となった。

本作のタイトル、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』に続き、いくつもの意味を持つ語“レコニング”を引き継ぎ、さらには“ファイナル”と謳っており、シリーズの最後、はたまたイーサンの最期…など様々な展開を推測させる意味深なものとなっているが、この“ファイナル”に込められた真意とは…?前作のラストでイーサンが手にした“鍵”が導く運命は…!?

5月23日(金)より待望の公開を迎え、週末興収3日間で8.4億円、先行上映を含めると累計興収16.2億円/累計観客動員103万人と、メガヒット級の華々しいスタートを切った本作。上映は始まったばかりであるものの、既にリピーターも続出し、シリーズ新規層も巻き込みながらまだまだヒットが続くことが予想されている。

前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)から登場した、潜水艦・セヴァストポリ。最新作でイーサンはAI“エンティティ”を打ち負かす唯一の方法を手に入れるために氷に包まれたベーリング海の底に沈む、この“深海の要塞”へと足を踏み入れることとなる。

極限の閉塞感と限られた時間の中でのミッション遂行という制約から、終始息が詰まるような緊張感を醸し出す本シーケンス。マッカリー監督による「イーサンが潜水艦にたどり着いたとき、その一部は水浸しになっていないとしたらどうだろうか」というアイデアが本作きっての複雑で危険なシーンの出発点となった。

さらにそこに、艦内に溜まった水の移動による潜水艦の重量変化を利用し、傾いた海底の上で艦体が転がり始めるという斬新なアイデアも加わった。この前代未聞なビジョンを実現させるため、制作チームはいまだ前例のない挑戦に取り組むことに。それはヨーロッパ最大規模の水槽を用意し、その中に潜水艦のセットを設置するということ。この深さ32フィート、直径108フィート、容量900万リットルという巨大な水槽の製造には3ヶ月を要し、水を満タンにするだけでも15日がかかるほどの大規模設計。本セット全体となると、水槽、潜水艦、そして潜水艦を回転させるジンバルの完成までなんと2年半もの歳月が費やされたそうだ。この類を見ないセットについてマッカリー監督は「この潜水艦は、『ミッション:インポッシブル』のシリーズの歴史で最もすばらしいセットとなった」と語る。また、このアイデアは前作から既に芽生えていたようで、まさに、長期的なビジョンと綿密な計画が、この壮大なスペクタクルを可能にしたのだ。

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

©2024 PARAMOUNT PICTURES.

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

©2024 PARAMOUNT PICTURES.

トムは、本シーンのために1時間15分もの長時間水中撮影に挑戦。低酸素症のリスクと闘いながら行われる撮影は肉体的に大変ではあったが、最高のパフォーマンスを追求し続けた。いかなるクレイジーなシチュエーションのスタントも、興奮を隠しきれずウキウキしたように挑む姿も印象的なトムをして、息づかい一つから極限の緊張感を漂わせたメイキング映像が世界をあっと言わせていたが、「実際に水中に入らないと、ストーリーをプッシュすることができない」と語るトムの言葉からは、彼の俳優としての真摯な姿勢とストイックさ、そして本シリーズへの並々ならぬ情熱を感じられる。

なお、水中で撮影を行うとなると、当然コミュニケーションの壁にぶち当たるが、そこはさすがの「M:I」チーム。本シーンをスムーズに進行するため、そしてトム及びスタッフの安全を考慮するために特殊な手信号まで開発された。これらの努力の積み重ねが、観客を作品の中に没入させるほどの圧巻のアクションシーンを生み出すのだ。トムとマッカリー監督のこだわり、そして制作チーム全員の献身的な努力が結実した本シーンは、観る者すべてを映画の世界へと引き込むリアリティと説得力に溢れた出来栄えとなっている。

記録的な大ヒットを予感させる大盛況な幕開けとなった『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』。トム・クルーズ/イーサン・ハントが29年ものあいだ紡いできた「M:I」シリーズの集大成である本作は、これからどこまで記録を伸ばし続けるのか。

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング

【M:I】特別ビジュアルステッカー
©2024 PARAMOUNT PICTURES.

<入場者特典>
【M:I】特別ビジュアルステッカー
5月30日(金)より配布開始、在庫がなくなり次第終了
※お1人様1枚
※画像はイメージ
※転売はご遠慮ください

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は大ヒット上映中

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