SPORTS2025.07.16

「阪神ファンに怖さを解らせる」 藤浪晋太郎、まさかのDeNA入団報道… ネット騒然 「大山と森下は要注意や」

藤浪晋太郎

写真:AP/アフロ

前・MLBシアトル・マリナーズ傘下タコマ・レイニアーズ(3A)の藤浪晋太郎について、日本のメディアがNPB横浜DeNAベイスターズとの契約合意に達したことを報じたことを受け、日本の野球ファンからは早くも様々な反響が巻き起こっている。

およそ3年ぶりの日本球界復帰が確定的となった“元・メジャーリーガー”の藤浪。藤浪については阪神タイガースに所属していたNPB時代から制球が課題となっており、なかでも右打者に対して抜け球が直撃する“死球病”は球界でもしばしば物議を醸してきたが、それは米国でも改善が見られず、マイナー落ちして臨んだ今季も、リリーフで登板しては、ほぼ毎度のように“藤浪劇場”ともいうべき“怪投”を披露。結局は6月半ばに自由契約となってしまっていた。

一方、横浜は目下Aクラス&Bクラスの狭間にあるとあって、南場智子オーナーの“全面支援宣言”の下、元・中日ドラゴンズの助っ人好打者ダヤン・ビシエドをはじめ、逆転Vの実現に向って緊急補強作業の真っ只中。要はその“補強”の1つが藤浪だったというわけだが、前述の通り、“死球病”ともいうべき藤浪の深刻な制球難が、短期間で改善されるか否かは未知数であり、再生の道筋が立っていないというのが実情。つまり横浜は、いきなりチーム浮上の起爆剤となりえる戦力を得たわけではなく、現実には、チーム浮上のために獲得したはず藤浪自身の再生からスタートしなくてはならないという、なんとも“斜め上”の補強となっているのである。

とはいえ、高卒ルーキーでありながら、入団から3年連続2ケタ勝利をマークした実績や、“死球病”がありながらも、日本人投手としては最速マークするなど、豪腕投手としてのポテンシャル、さらにはどのような起用でも怪我一つしないという、持って生まれた頑健さは、素材として見るとやはり魅力的なのも事実。そうした魅力もあってか、古巣・阪神のファンの中には、今なお、藤浪の阪神復帰を待ち望んでいる向きも少なくない。そのため、今回の横浜入りについて、SNS上のファンからは「意外にベイ悪くないw」「FUJIとバウアーの2本柱」「再生して欲しい」「とにかく怖い」「大山と森下は要注意や」「阪神に手加減してくれ」「甲子園に先ず凱旋だろ」「阪神ファンに怖さを解らせる」といった様々な反響が巻き起こることに。

ちなみに今回、日本球界への復帰に際し、当初は横浜よりも古巣への復帰を望んでいたとされる藤浪。しかし現実には、独走態勢ともいえる圧倒的な強さでセ・リーグの首位に立つ阪神からは声がかからなかったのだという。将来を嘱望されたかつての“若きエース”ではなく、日米両国で藤川球児監督とチームメイトだったラファエル・ドリスの獲得に動いているという阪神。果たしてこの判断が吉と出るか否か、注目したいところだ。

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