MOVIE2025.08.02

「史上最悪の悪役」「原作以上に嫌いになれた」 『鬼滅の刃 無限城編 第一章』童磨役・宮野真守の圧倒的演技力が観客の感情をかき乱す

鬼滅の刃 無限城編 第一章

©︎吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の公開以降、童磨役である声優・宮野真守の卓越した演技に対する称賛の声がネット上に溢れかえっている。

宮野が演じる童磨は、優しげで柔らかい声色が特徴。しかしその言葉の内容は、他人を見下し、冷笑するようなものばかりだ。「弱いのに頑張ってて偉いね」「全部無駄だったけどよくやったね」といった台詞には、無垢なトーンで放たれる残酷さが宿る。そのギャップがあまりにも強烈で、観客の怒りや嫌悪を掻き立てている。優しい声で“地獄”を語る童磨の姿に、「童磨がうざい」「イライラする」「マジで無理」「心が空っぽな感じが怖い」「気持ち悪さが完璧」といった声が集まった。

胡蝶しのぶとの対面シーンでは、その演技力がさらに際立つ。しのぶを讃えながら、何のためらいもなく命を奪いにかかる童磨の姿に、「人の形をした殺人マシーン」「この人外感がクセになる」「見ていて腹立つのに、目が離せない」「不快なのに魅了される」と、恐怖と称賛が入り混じった反応が噴出している。

「無垢さと狂気のバランスが天才的だった」と、宮野真守の演技に感服する声は尽きない。結果として、「原作以上に童磨が嫌いになれた」という反応も多く、これは史上最悪の悪役としてキャラクターを完成させた宮野の力に他ならない。映画の終盤、観客からは「マジでぶん殴りたくなった」「生理的に無理w」といった本気の拒絶反応すら出たが、それと同時に「宮野真守の演技、マジで凄すぎた」という言葉が続く。宮野真守は、童磨というキャラクターに本物の悪を吹き込んだ。

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