MOVIE2025.08.12

火傷でただれた手、何者かに首を絞められる男… 次々に現れるショッキングなイメージの連続『侵蝕』本予告

侵蝕

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韓国実写映画初登場No.1、触れるものすべてを地獄の深淵に引き摺り込む、韓国発・精神崩壊スリラー『侵蝕』が、9月5日(金)より公開される。この度、本予告とポスタービジュアルが解禁となった。

その子を前にあなたは「正気」を保てるか——“侵す者”と“侵される者”——その絡み合う関係の深層を暴き出していく衝撃作『侵蝕』。「第29回釜山国際映画祭」コリアンシネマトゥデイパノラマ部門に公式招待されたのを皮切りに、世界各国の名だたる映画祭へと次々に招かれ、観る者の心を深く震わせた本作は、韓国実写映画として初登場1位という快挙を成し遂げ、大きな話題を呼んだ。出演はクォン・ユリ(少女時代)、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユ。これまでの親しみあるイメージを捨て去り、自らの選択で揺れるキャラクターを、鋭く、そして繊細に演じきる。

娘の奇妙な行動への恐怖と、責任の重さに苛まれる母親と、そんな母親を理解することができず、不穏な眼で母を見つめる娘。20年後、子供時代の記憶をすべて喪失した女性のもとに、明るく天真爛漫な侵入者が突然現れ生活に入り込んでくる。時を隔てた過去と現在2つの物語は“予期せぬ侵入”によって結びつき、交錯していく。“普通”ではない“誰か”が日常に入り込んだ瞬間、その日常は確実に崩れ去る。あまりにも強烈でリアルな物語は、息が詰まるような緊張感と不穏なざわめきを呼び起こし、観る者すべての胸の奥に狂気がじわじわと蝕んでいく——。

本予告では、7歳の少女が無垢な友達に対して繰り返す、目を覆いたくなるような危険行為から幕を開ける。彼女は、黒く塗り潰されたような目でカメラを見つめ、「ママも、私が怖い?」と笑みを浮かべながら問いかける。その一言が、すべての悪夢の始まりを告げる。制御不能な暴力性を持つ娘を必死に抑え込もうとする母親の絶望と恐怖。そして20年後、過去に闇を抱えた二人の周囲で起こる不可解な出来事が、生活を崩壊へと導いていく。

火傷でただれた手、何者かに首を絞められる男、プールに沈む子どもの小さな体、血まみれのまま微笑む女、業火に包まれ暴れ狂う者——。次々に現れるショッキングなイメージの連続は、理性の境界を容赦なく踏み越えていく。過去と現在、そしてまだ見ぬ未来が錯綜する中で、あぶり出されていく「生まれながらの怪物」とは?登場人物たちがそれぞれに抱えた狂気が静かに互いを侵蝕していく中で、観る者は最後まで“正気”を保っていられるのか…観る側の精神の限界も試される映像となっている。

ポスタービジュアルでは、黒を基調とした闇の中にクォン・ユリ、クァク・ソニョン、イ・ソル、キ・ソユら主要キャストの姿が静かに浮かび上がる。その下には、不穏な空気をまとったモノクロの花のイラストが添えられ、「正気を保てるか」という挑発的なコピーと共に、タイトル『侵蝕』の文字が大きく刻まれている。

『侵蝕』は9月5日(金)より全国ロードショー

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