SPORTS2024.12.26

殴りそう!? ブチギレ選手にアリーナ騒然 怪物“224センチ男”ウェンバンヤマ、相手を退場に追いやる

サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマが、相手選手を退場に追いやるプレーを見せた。フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビードとのマッチアップがきっかけでアリーナが騒然としている。

問題のシーンは12月24日(日本時間)に行われた76ers戦の第2クォーターだった。エンビードとのドライブに対して、224センチの怪物・ウェンバンヤマがブロックに入ると両者が交錯して転倒。エンビードはディフェンスのファールを主張したが、審判はオフェンスファウルのジャッジとなった。

するとこれに激怒したのがエンビード。顔面骨折の大怪我ながら、マスクをつけてプレーを続ける“The Process(=エンビードの愛称)”は、すぐに立ち上がって審判に詰め寄る。激しい口調で責め立てると、主審はすぐにエンビードのテクニカルファウルを宣言した。味方に引き離されるも怒りは収まらず、さらに審判に詰め寄るとマスクをとって激しく主張。アリーナも騒然となる大騒動へと発展すると、すぐに主審は2度目のテクニカルファウルをとって、エンビードは退場となった。

それでも収まらないエンビードは拳を握って、今にも殴りかかりそうなモードに。するとアリーナからは「エンビード」コールが湧き起こるなど異様な雰囲気となった。一方のウェンバンヤマは全く意に介さず、ヒートアップするエンビードを冷静に見つめる大物ぶりを見せた。

ちなみにこのシーンには伏線があった。第2クォーターの序盤、アンドレ・ドラモンドがウェンバンヤマとのマッチアップでテクニカルファウルを取られる。これが2度目のテクニカルファウルだったため、ドラモンドは退場処分に。しかしレビューの結果、ウェンバンヤマのフロップと判定されて、ドラモンドのテクニカルファウルは取り消しとなり、ウェンバンヤマのテクニカルファウルとなっていた。

そういった主審のジャッジに納得がいってなかったことが影響したのか、退場となったエンビードは全く納得がいっておらず。コートをさるまで主審を睨みつけていた。

なお、この試合で36分30秒の出場となったウェンバンヤマは、チームトップの26得点を記録。さらに9リバウンド4アシスト8ブロックという怪物的なスタッツを残している。

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