SPORTS丨2025.10.24
なんでそうなった!? 投手・大谷翔平、手術後なのに“理解不能な進化”を遂げていた「普通じゃねえ」「ガチのサイボーグやん」

Imagn/ロイター/アフロ
今季途中で“二刀流”に復帰し、段階的に球数を増やしていく形で登板を続けているロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。結局、今季は14試合に先発し47イニングスで1勝1敗、防御率2.87と、勝ち星こそ稼げなかったものの、主力投手陣の離脱が続出したドジャースにあって、投手としても貴重な戦力となったことは自明の事実だが、そうした復活の背景には、リハビリ後の進化が大きく影響しているのだという。
一部メディアが報じたところによると、大谷が二刀流の投手として最後に登板したのは2023年終盤だが、その後、右肘の手術を行い、さらに昨季はWSで故障した左肩を手術したことなどにより、二刀流の復活が遅れることに。そうなれば当然、手術前のような投球は思うようにできないと見るのが妥当だが、大谷の場合は逆。リハビリの長期化により、より慎重かつ丁寧に身体を作ることができたことで、健康状態そのものが劇的に改善。結果として投球時の平均回転数および平均球速が大幅にUPしたのだという。(手術前:2250回転・155.8km/h 手術後:2467回転・158.4km/h)
それにより、全体の投球に占める直球の割合が増え、“速球で空振りがとれる”という状態に。“質”という意味でも大幅に良化。さらにもともとは負担を減らすために身につけた“縦スラ”など、変化球もより多彩になったことで、相手打者が的を絞りづらい状況となり、それが好投に繋がっているとドジャースの首脳陣は見ているのだという。単なる“リハビリ明け”ではなく、“進化して復活”することとなった大谷に、SNS上の野球ファンからは「普通じゃねえ」「漫画かな」「ガチのサイボーグやん」といった様々な反響が巻き起こることに。
これ以外にも、腕の角度が2021年頃のおよそ45度から下げていき、現在は36度程度の角度、その上、力感のないフォームで投じることで、打者にとっては、より一層、“手に負えない変化球”が投じられたり、球種の見極めが困難になるという状況に。こうした大谷が、果たしてWSの大舞台でどのような投球を見せることとなるのか、我々も注目したいところだ。








