CULTURE丨2025.12.20
『エヴァンゲリオン』30周年記念・新作短編アニメーション約13分(予定)上映決定 イベント会場限定映像で世界初披露

(C)カラー
『新世紀エヴァンゲリオン』がテレビ放送開始から30周年を迎え、シリーズの集大成となる新たな動きが明らかになった。横浜アリーナで開催されるシリーズ初の大型フェスイベント「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」にて、周年記念の新作短編アニメーション「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」が上映されることが発表された。
1995年のテレビ放送開始以降、社会現象を巻き起こしてきた『エヴァンゲリオン』シリーズは、2007年からは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』として再始動。2021年公開の完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は興行収入100億円を突破し、シリーズ史上最大のヒットを記録した。30周年を迎える2025年には、劇場リバイバル上映企画「月1エヴァ」や記念展「ALL OF EVANGELION」など、多数の施策が展開されている。
今回上映される「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」は、本イベントのために新規制作される約13分の短編アニメーション。庵野秀明が企画・脚本・総監修を担当し、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で作画監督を務めた浅野直之が監督を務める。鶴巻和哉、樋口真嗣、轟木一騎といった歴代スタッフも監修として名を連ね、内容は現時点では未公開。イベント会場限定映像として世界初披露される。
上映は2026年2月21日から23日までの3日間、横浜アリーナ内に設置される横18メートル、縦15メートルの大型LEDスクリーンで、各日1回のみ実施される。視聴にはステージエリアの全演目を鑑賞できる「STAGE AREA Ticket」、もしくは展示エリアも含めた「ALL AREA Pass」が必要となるが、後者はすでに全日程完売している。
イベントでは短編アニメ上映のほか、豪華声優陣が集結するオープニングステージ、エヴァ楽曲を生演奏で届けるコンサート、高橋洋子によるスペシャルライブ、吹奏楽公演「EVANGELION WIND SYMPHONY」、さらには歌舞伎との初コラボ企画まで、多彩なプログラムが3日間にわたって展開される予定だ。
また、展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」では、原画やセル画などの貴重な制作資料、バーチャルカメラ体験、ブラウン管テレビでのシリーズ上映など、30年の歴史を体感できるコンテンツが用意される。
30年にわたって日本のアニメ史を更新し続けてきた『エヴァンゲリオン』。その節目を祝うフェスの中核として披露される新作短編が、どんなメッセージを提示するのか。シリーズファンにとって見逃せない周年イベントとなりそうだ。










