CULTURE2025.12.27

BTSメンバー全員が再集結した“完全体再会”は「2025年の大衆文化を象徴する瞬間」 米ビルボードが選出

BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LIVE

(P)&(C)BIGHIT MUSIC

米ビルボードが、BTSの完全体再会を「2025年の大衆文化を象徴する瞬間」と位置付け、大きな注目を集めている。ビルボードは現地時間19日、公式サイトで公開した特集「2025年大衆文化を定義した最も強烈な音楽的瞬間トップ10」の中で、兵役を終えたメンバー全員が再集結したBTSの姿を、今年を象徴する印象的なトピックとして紹介した。

記事ではそのほかにも、ケンドリック・ラマーによるスーパーボウルのハーフタイムショーや、テイラー・スウィフトの婚約、世界的ヒットとなったNetflix映画『K-POPデーモンハンターズ』など、音楽とカルチャーの両面で強烈なインパクトを残した出来事が挙げられている。その中でBTSの再会は、グローバルな影響力と象徴性を兼ね備えた出来事として際立つ存在とされた。

またビルボードは「2025年最高のK-POP 25選:スタッフ選定」も発表し、J-HOPEが6月にリリースしたソロシングル「Killin’ It Girl(feat. GloRilla)」を24位に選出。明確な音楽的方向性と完成度の高いプロダクションによってグローバルな勢いを維持した楽曲だと評価し、J-HOPEならではのラップと、後半に向けて厚みを増すサウンドが中毒性の高いリフレーンを生み出していると分析した。GloRillaの参加によって楽曲がより立体的になり、異なる個性が自然に融合している点も高く評価されている。

同曲は「成就と自信を美学として表現した作品」とも評され、J-HOPEがソロアーティストとしてキャリアの頂点を更新した象徴的な一曲と位置付けられた。実際にリリース当時、ビルボードのメインソングチャート「Hot 100」で40位にランクインし、J-HOPEのソロ楽曲として自己最高順位を記録している。

一方、BTSは来春の新譜リリースと大規模なワールドツアーを予告。21日には、グローバルファンプラットフォーム「Weverse」で完全体によるライブ配信を行い、「2026年はBTSの年にしよう。本当に大きなことが訪れる重要な年になる」と語り、世界中のファンの期待を一気に高めた。BTSの本格的な帰還が、今後どれほどの波紋を広げていくのか、国境を越えた注目が集まっている。