MOVIE丨2024.12.13
「最高の楽曲」「“特別”な時が来た」松重豊×甲本ヒロトがスペシャル対談『劇映画 孤独のグルメ』
『劇映画 孤独のグルメ』の監督・脚本・主演を務める松重豊と、同作の主題歌「空腹と俺」を手掛けたザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトによるスペシャル対談動画が、東宝公式YouTubeチャンネルで公開された。
本動画では、松重が主題歌を甲本に依頼した経緯や想い、夢を追いかけていた思い出などが語られた。約40年前に映画監督に憧れ上京した松重と、バンドマンになるために上京した甲本は、東京・下北沢にある中華料理屋「珉亭」で同じ日にアルバイトを始めた旧知の仲だ。
40年越しのタッグについて、松重が「最高の楽曲を提供してくれたのは、今回映画をやった一番の喜びです」と甲本に感謝の気持ちを伝え、甲本が「豊に主題歌を頼まれたとき、ものすごい嬉しかったよ」と、共演できたことへの喜びを返し、どれだけ月日を経ても、互いをリスペクトしあっている関係性を見ることができる。
主題歌を依頼した経緯について松重は、「腹減っとんじゃ!」という曲を、「ボ・ディトリー・ビート」で作ってほしいとラブレターを書いたことを明かす。一方、オファーを受けたときの気持ちを問われた甲本は、もともと『孤独のグルメ』ファンだったこともあり、自分はロックンロール然り、好きなものの側にいたいから、今回その好きな作品の側にいられたのは、世間の人に「どうだい? 俺、側にいるぜ」と自慢できると語った。
また、甲本は曲作りについて、そのとき出てきたものをそのままバンドでやるスタイルのため、普段はオファーされても“応えられない”としているが、今回松重からのラブレターを受けた時には、「“特別”っていう時がある。今回が“特別”だった。『あぁ。“特別”な時が来た』と思ってやってみた」と振り返った。
作品にちなんで「ハングリー」について2人は、松重は「何かを渇望していて、何かを掴みたいと模索し続けている。この気持ちは消えることはない」と話し、甲本は「ロックンロールのハングリーは、何かが足りないという“飢餓感”。映画作る人も同じこと共感できると思う。今回の映画は(“腹が減った”というテーマと)両方がある。だから僕もあんな歌作る気になったよ」と語った。
『劇映画 孤独のグルメ』は2025年1月10日(金)より全国ロードショー