SPORTS丨2026.04.10
一体、誰の手に? NBAのMVPレースが超ハイレベルの大混戦 ヨキッチ、SGA、ウェンビー、ドンチッチが激突

写真:AP/アフロ
今季NBAのMVP争いは、近年まれに見る“群雄割拠”の様相を呈している。中心にいるのは、ニコラ・ヨキッチ、ビクター・ウェンバンヤマ、シェイ・ギルジャス=アレクサンダー、そしてルカ・ドンチッチの4人だ。それぞれが異なる強みで“最優秀選手”の定義を塗り替えようとしているシーズンとなっている。
まずヨキッチは、もはや説明不要の万能型ビッグマン。得点・リバウンド・アシストすべてでリーグトップ級の数字を残し、ほぼ毎試合トリプルダブル級のパフォーマンスを維持している。統計的インパクトと安定感という点では、依然として基準となる存在だ。
一方、ギルジャス=アレクサンダーは“勝利に直結する支配力”で対抗する。30得点超を高効率で積み重ねながらターンオーバーが少なく、チームをリーグ上位に押し上げる原動力となっている。すでにMVP受賞歴を持ちながら、再び頂点に迫るシーズンを送っている点も評価材料だろう。
ウェンバンヤマは、最も異質な存在だ。攻守両面でゲームを変える影響力は圧倒的で、特にディフェンス面ではリーグの構造そのものに影響を与えるレベルにある。若さを考慮すれば異例の完成度で、終盤にかけて一気に評価を引き上げてきた。

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そしてドンチッチは、“スコアリングマシーン”として勝負する。リーグ屈指の得点力に加え、リバウンドとアシストでも高水準を維持し、ほぼトリプルダブル級の成績を記録。爆発的な得点量産でチーム順位を押し上げる点が最大の武器だ。

写真:AP/アフロ
この4人の争いをさらに興味深くしているのは、評価軸が一つに定まらないことにある。スタッツ、チーム成績、効率性、守備、そして“歴史的インパクト”… どの観点を重視するのか?今季は誰が受賞しても正当化できるだけの材料が揃っていると指摘されている。シーズン終盤に向けて、勝敗や出場試合数といった細かな条件が最終結果を左右する可能性も高い。突出した“唯一の正解”が存在しないからこそ、今季のMVPレースは歴史に残る混戦となっている。






