MOVIE丨2025.04.30
『サンダーボルツ*』は、ハートのある作品 「ガーディアンズ…」ほどポップではなく「ウィンター・ソルジャー」ほどシリアスでもない

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マーベル・スタジオ最新作『サンダーボルツ*』(5月2日(金)より公開)のレッドカーペットに姿を現したセバスチャン・スタン。MCUでも古株のひとりである彼は、これまでのフェーズをすべて通ってきた数少ないキャストのひとりだ。
長年にわたってバッキー・バーンズという複雑なキャラクターを演じてきた中で、今回の『サンダーボルツ*』でのバーンズの立ち位置について語っている。「今のバッキーは悪くない状態にいると思う。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のラストでは、自分の中の“悪魔”ともある程度折り合いをつけられるようになった。ただ、今でも自分がこの世界にどうフィットするのか模索中って感じだね」と分析。引退したクォーターバックが、またチームに戻って“俺に何ができる?”って言ってるような感じだとし、チームからは「君はもうメンバーじゃない」と言われるような、ちょっとズレた立ち位置にいるようだ。ただ、そんな中でも「自分に似た不器用な連中が集まってるのを見て、役に立てるかもしれない」と思い始めているのだという。
本作は映画としては『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ほどポップではなく、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ほどシリアスでもない、その中間にあるような作品だという。「ダークユーモアもあるけど、感情や痛み、トラウマから逃げることなく描いている。ハートのある作品だよ」と締めくくった。
過去に悪事を犯しながらも、アベンジャーズに代わって世界に襲いかかる危機に立ち向かうことになった、“最強”でも、“ヒーロー”でもない、超クセ強な無法者チーム「サンダーボルツ*」。未来を託すには不安すぎるサンダーボルツ*の前に立ちはだかるのは、<アベンジャーズ全員を合わせた以上のパワーを持つ、究極と呼ぶべき“ヒーロー”>と称された史上最強の敵・セントリー。彼の襲来で、ニューヨークの人々が瞬時に消し去られていく——。この未曾有の危機を前に、サンダーボルツ*は集結し、戦う。いや、“戦うしかない”状況に放り込まれる。使命感や正義感……そんな立派なものはどこにもない。それでもすべてをかけて、世界を守るため、そして人生逆転のために集結する。
『サンダーボルツ*』は5月2日(金)より全国ロードショー