MOVIE丨2025.06.04
“ウェス・アンダーソンはまたしても目を見張るような作品を作り上げた”『The Phoenician Scheme(原題)』USで大ヒットスタート!

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ウェス・アンダーソン監督の最新作『The Phoenician Scheme(原題)』(9月19日より日本公開)が、5月30日よりUSにて6館で先行公開がスタートし、3日間の館アベレージが、今年の限定公開作最高記録を取得した。
最新作は、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞ノミネート俳優リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品常連となる、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと超豪華キャストたちが競演し、ウェス・ワールドを盛り上げる。
物語は、ベニチオ・デル・トロ演じるヨーロッパの富豪、ザ・ザ・コルダが、娘で修道女のリーゼル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したところから始まる。画策していたビジネスの危機的状況を打開すべくヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていく、というブラックコメディ。物語後半では、カンバーバッチ演じるアンクル・ヌバーとザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられるなど、一瞬たりとも見逃せない作品になっている。
5月30日よりニューヨークとロサンゼルスの6劇場で、先行公開された本作は、およそ57万ドル=約8,133万円(1ドル=142.6円)の興行収入を記録。劇場あたり、平均9万5,000ドル=約1,355万円(1ドル=142.6円)と、今年の限定公開作でトップの館アベレージを取得した。
先日の「カンヌ国際映画祭」でプレミア上映を開催、7分半のスタンディングオベーションという最大の賛辞を受けた本作は、「今年イチ面白い映画(SILVER SCREEN XPRESS)」「ウェス・アンダーソン最高傑作のひとつ(Rolling Stone)」「ウェス・アンダーソンによる華麗な映像世界(SAN FRANCISCO CHRONICLE)」「史上もっとも“ウェス・アンダーソンらしい”作品(The Telegraph)」「ウェス・アンダーソンはまたしても目を見張るような作品を作り上げた(Los Angeles Times)」など、評論家からの絶賛が相次いでいる。さらに、先行公開で鑑賞した観客からも「ここ最近で一番好きなウェス・アンダーソン作品」「今年のカンヌを受賞するべきだった」「驚くほどテンポがいい、想像以上に楽しめた!」「完璧なプロダクションデザインと素晴らしい演技」といった称賛の声があがっている。ヒットスタートを切った本作は、今週末から全米の約1,500劇場で公開予定だ。
『The Phoenician Scheme(原題)』は9月19日(金)より全国ロードショー