STREAMING丨2024.12.28
「ホラーよりも怖い」大量の死体を埋葬、話が一切通じない“赤サングラス男”の戦慄シーン『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
連邦政府から19もの州が離脱し、内戦状態となったアメリカを舞台にした『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。公開後に特に話題となったのは、大統領に単独インタビューを行うため、主人公・リー(キルステン・ダンスト)ら4人のジャーナリストがニューヨークから戦場と化したワシントンDCへと向かう中で、ある田舎の片隅で銃を持った兵士たちが大量の死体を埋葬している場面を目撃し、仲間が人質にとられ、命が危険にさらされるシーンである。
銃を持つ赤いサングラスをかけた兵士がリーたちに向かって「どの種類のアメリカ人だ?」と詰め寄るこのシーンは、「どのホラーよりも怖い」「劇中屈指のトラウマシーン」「赤サングラス男が怖すぎる」「銃口が自分に向けられているような緊張感」などのコメントがSNS上に溢れた。
赤サングラスの兵士を演じたのは、主演のキルステンの夫であるジェシー・プレモンス。もともと、同役には別の俳優がキャスティングされていたがスケジュール調整がつかず、キルステンにジェシーの出演を打診したところ、快く引き受けてくれたという。演じたジェシー・プレモンスが「心が汚れた気分だ」と話るほど過酷なシーンだったという。
赤サングラス男との交渉に応じたジョエルを演じたワグネル・モウラは、「集団墓地のシーンは、他のどの撮影よりも緊迫していた。正直ショックを受けたよ。僕自身、米国出身ではなく外国籍だから。人種差別的だし、外国人への憎悪も感じられ恐ろしかった。兵士役のジェシー・プレモンスの演技があまりにもリアルで、余計につらかった。僕や仲間を殺さないでほしいと必死に懇願して、人種差別の恐ろしさを身をもって感じたあと、しばらく起き上がれなかった。思い出すと今でも泣きそうになるが、撮影後30分間は涙が止まらなかった。緊迫していた」と当時の心境を語っている。ジェシー役のケイリー・スピーニーも「あの役はジェシー以外考えられない。すごく冷酷で、同時に魅力的でもあり、とにかく不気味だった」とジェシー・プレモンスの演技を絶賛した。
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