MOVIE2025.09.10

『ナイト・オン・ザ・プラネット』『デッドマン』… 時代を超えて愛され続けるジム・ジャームッシュ監督の名作9作品を一挙上映

JIM JARMUSCH WORD 〜ジム・ジャームッシュ監督特集〜

コロナ禍に開催され大成功を収めたジム・ジャームッシュ監督初の大規模特集上映『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』。今回5年ぶりに、今でも根強い人気を誇る全9作品が、「キネカ大森」のスクリーンで一挙上映決定。『JIM JARMUSCH WORD 〜ジム・ジャームッシュ監督特集〜』が、9月26日(金)から10月23日(木)の4週間限定で開催される。

インディペンデント・シーンを牽引し、長年にわたり世界中の映画人たちから愛されリスペクトされ てきた鬼才ジム・ジャームッシュ監督。最新作『Father Mother Sister Brother』が、先日行われた「第82回ベネチア国際映画祭」でワールドプレミア上映され、コンペティション部門の最高賞である金獅子賞を受賞したことでも話題となっている。

9月26日(金)から上映されるのは、主演の演技が輝く2作品。ジョニー・デップ主演、ニール・ヤングの即興演奏に魂を揺さぶられる西部劇『デッドマン』(95)。アダム・ドライバーがバスの運転手を演じ、何気なくもかけがえのない日常を綴った『パターソン』(16)。続く10月3日(金)からは、初期を代表する2作品を上映。ジャームッシュ監督の大学卒業制作にして、これまで観たことのないオフビートなスタイルで映画ファンを虜にした長編デビュー作『パーマネント・バケーション』(80)。カンヌ国際映画祭カメラ・ドールを受賞し、その名を一躍世界中に知らしめた『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)。

10月10日(金)からの上映は、コメディ要素も強い3作品。ウィノナ・ライダーら豪華キャストが、5つの都市を舞台にタクシーの車内で起こる出来事を描いた『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91)。ティルダ・スウィントンとトム・ヒドルストンが“吸血鬼”に扮する異色のラブ・ストーリー『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13)。アダム・ドライバーやビル・マーレイといった常連組からセレーナ・ゴメスまで、ジャームッシュ組のオールキャストが集結したゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』(19)。

そして10月17日(金)からは、音楽にも定評のある2作品。“酔いどれ詩人”の異名を持つカリスマシンガー、トム・ウェイツの映画初主演作『ダウン・バイ・ロー』(86)。工藤夕貴と永瀬正敏が出演したことでも有名な『ミステリー・トレイン』(89)と、日本の映画ファンが大きな影響を受けた名作から、若者の間でも話題となった人気作品まで全9作品を上映。

なお、『JIM JARMUSCH Retrospective 2021』開催当時、即日完売となった大島依提亜がデザインを手がけたポスターや、作品ロゴ をあしらったTシャツ、トートバックなど、ジャームッシュ作品の関連商品が数量限定で再販売される。

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