SPORTS2025.03.16

厄介だ… 佐々木朗希、やっぱり怪物だった “魔球”と化したスプリットが話題に「野球ゲームみたいな軌道」「かすりもしない」

佐々木朗希

Mandatory Credit: Rick Scuteri-Imagn Images

ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が3月11日(日本時間3月12日)、米・カリフォルニア州グレンデールで行われたクリーブランド・ガーディアンズのオープン戦に先発登板。その際に披露した“魔球のようなスプリット”が、現地メディアやファンの間で大きな注目を集めている。

この日、先発のマウンドに上った佐々木は、速球を効果的に見せながら、キレの良いスプリットを駆使し、初回からガーディアンズ打線を翻弄。特にスプリットの空振り率はかなりのもので、前回登板した4日(日本時間5日)のシンシナティ・レッズ戦と同様、完全に幻惑された相手打者が“かすりもしない空振り”をしばしば見せることとなった。

今季の佐々木が投じているこの“魔球のようなスプリット”は、映像からも見てとれるように、MLB投手の中ではナンバーワンレベルの変化量を計測しているが、それに加え、なぜか垂直方向だけでなく、左右にも揺れるように変化しながら打者の手元を通過するという厄介な特徴が。これは、佐々木のスプリットの場合、MLB平均の回転数・1309rpmを大きく下回る519rpmと、極端に回転数が少ないことで生み出される現象だというが、2023年のWBCで投げていたスプリットの回転数が1100rpmであることを思えば、そこからおよそ2年の間に“魔球化”したといえそうだ。

こうした佐々木の“魔球のようなスプリット”は、現地メディアやSNS上の野球ファンの間で大きな話題となっているが、日本のファンからも「さすがにこれはスプリットには見えないな」「一体どこでこんな魔球習ったんだ」「野球ゲームみたいな軌道」「めっちゃスゴいな」「かすりもしない」といった驚きの声が上がっている。

なお、シカゴ・カブスとの対決となる『MLBワールドツアー 東京シリーズ2025』(3月18・19日/東京ドーム)で佐々木は、2戦目での先発が予定されている。カブス打線相手に、佐々木が一体どのような形でこの魔球を炸裂させることとなるのか注目したいところだ。

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