STREAMING2025.02.13

「全裸監督 シーズン2」の体当たり演技で話題  村を狂わすの女・後藤銀に恒松祐里が参戦 『ガンニバル』シーズン2

2022年の12月末、Disney+(ディズニープラス)日本発オリジナルシリーズとして実写ドラマ化された戦慄のヴィレッジ・サイコスリラー超大作『ガンニバル』。最終章となるシーズン2が、3月19日(水)より配信される。この度、新キャストとして、恒松祐里の出演が発表された。

累計発行部数400万部を超える二宮正明が放つ衝撃のサスペンスコミック「ガンニバル」を、日本を代表するキャスト・スタッフが集結し実写化。配信がスタートすると、神秘的なロケーション、ミステリアスにして濃密な心理描写、ダイナミックなカメラワークが生むサスペンス&アクションを融合させた映像世界は、日本ドラマのクオリティを超えた作品として大きな話題に。さらに、衝撃的なストーリー展開と一度観たら逃れられない強烈な没入感は、SNS上でも大きな盛り上がりを見せ、多くの熱狂的なファンを生み出した。

シーズン2では、村の真相に迫るため、狂気と暴力の渦に自らを投じる主人公の警察官・阿川大悟役の柳楽優弥をはじめ、供花村を支配する後藤家の当主となった後藤恵介役の笠松将、大悟の妻・阿川有希役の吉岡里帆らキャスト陣が続投。また、最新作『雨の中の慾情』が東京国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた監督・片山慎三、アカデミー国際長編映画賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』で共同脚本を務めた脚本・家大江崇允、同じく『ドライブ・マイ・カー』を手掛けたプロデューサー・山本晃久らスタッフ陣も続投。大悟(柳楽優弥)が真実にたどり着く寸前のところで幕を閉じたシーズン1だが、シーズン2では村に隠されたすべての真実がついに明らかとなる。

ガンニバル シーズン2

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本シリーズのキーパーソン、村を狂わす女当主「後藤銀」の若き頃を、恒松祐里が演じることが明らかになった。「後藤銀」とは、閉鎖的な供花村を牛耳る後藤家のかつての当主であり、シーズン1では、森で謎の歯型が付いた状態で遺体として発見され、まさに物語が始まるきっかけとなった女性。シーズン1配信時には、度々描かれる回想シーンでも強烈なインパクトを残し、観る者を恐怖と絶望に陥れたと同時に、唯一無二の存在感で数々の作品を牽引してきた名女優・倍賞美津子が演じたことでも話題となった。

恒松祐里は、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』でヒロインの幼馴染を演じ、社会現象を起こしたドラマシリーズ『全裸監督 シーズン2』ではヒロインに抜擢。俳優の覚悟と決意を感じさせる体当たり演技で大きな話題を呼んだ恒松が本作で演じる若き【銀】は、美しい黒髪で着物を身に纏い、鋭い目つきで他を寄せ付けない印象を抱かせる不思議な魅力を放っている。それはまさに、後の後藤家当主として圧倒的な権力を振るう人物にふさわしい出で立ちでありながら、一度見たらそのまま魅入られてしまいそうな、どこか危うい妖艶さを兼ね備えている。そしてこの若き【銀】こそが、供花村に狂気のはじまりをもたらした人物であり、言わばシーズン2のキーパーソンなのだ。

本作で恒松が魅せる演技は、供花村に狂気と呪いを充満させるにふさわしい壮絶なものとなっている。子役としてデビューして以降、数々の映画やドラマに出演、幅広いジャンルで活躍し続けてきた恒松が文字通り体当たりで演じた若き【銀】は、これまでの彼女の印象を打破する新たな領域への挑戦と言えるだろう。

映像では、炎の中、怪しげな表情でこちらを見つめる若き【銀】の印象的な姿に始まり、「供花村のすべてをウチが奪う!今度はウチが喰らい尽くす番じゃ!」と絶叫。鎌を振り上げ襲いかかる衝撃的な1シーンも捉えられている。不敵な笑みを浮かべ、狂ったような高笑いが響きわたる映像からは、背筋がぞくりとするような恐怖に襲われ、これからすべての真実が紡がれるであろう本編への期待が、否応無しに高まっていく。

狂気を喰らい、まるで自分自身が狂気そのものとして供花村を支配していく「後藤銀」。果たして、彼女の過去に一体何が起きたのか…。どこか悲痛な叫びにも聞こえるその言葉に隠された衝撃の事実とは—?いま、供花村に隠されたすべての真実が明かされる。

元々ドラマを拝見していたので、あの血生臭い作品に参加出来ることに怖さもありながらも楽しみな気持ちで挑みました。
私が演じた銀の生涯はとても壮絶なもので、原作の漫画は直視できないくらい辛い描写が多々描かれています。誰も味方がいない状況で育ち、自分を犠牲にする事でしか生きていけなかった彼女を演じるのはとても辛かったです。何故いつの時代も搾取する側とされる側の人間が存在するのだろうと、日々悶々としながら復讐の気持ちを途切れさせないように撮影に臨んでいました。
『ガンニバル』は人間の狂気を存分に味わえる作品でありながら、それぞれのキャラクターの背景がきちんと描かれているという魅力もあります。銀に関しても、最初は村に復讐したいという気持ちだけだった彼女に、大切なものが出来てそれを守りたいという気持ちが生まれる。前半と後半で銀の動機に変化があるのでそこに注目して頂けたらと思います。変化を遂げた彼女の「お前が生きていける世界をわしが作ってやる」というセリフは非常に印象的で心に残っています。
(恒松祐里)

後藤銀役は倍賞美津子さんが演じられている為、そもそも銀の若い頃は並大抵の方では務まらないと思っていました。
人心を掌握する底知れない目力と度量を持つ俳優をと話していた時、片山監督から恒松祐里さんの名前が挙がり、その瞬間に彼女しかないと思いました。彼女が演じた「後藤銀」が、後藤家に隠された過去の物語により一層深みと迫真性を持たせてくれたと感じています。
(山本晃久/プロデューサー)

『ガンニバル』シーズン2は3月19日(水)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信開始

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