SPORTS2025.09.27

「160キロ投げすぎ」 投手・大谷翔平、驚異の“奪三振マシーン化”が進んで完全復活「中継ぎの球が遅く見える」

大谷翔平

Imagn/ロイター/アフロ

9月23日(日本時間9月24日)に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス対ロサンゼルス・ドジャースの一戦で、術後最長イニングである6回91球を投げ、被安打5、奪三振8の無失点ピッチングを披露したドジャース・大谷翔平。そんな“投手・大谷”の実力について、日米の野球ファンの間で様々な反響が巻き起こっている。

この日は打撃の方こそ無安打に終わったものの、投手としては初回からエンジン全開の大谷はエンジン全開。1回裏のマウンドで3番の好打者コービン・キャロルから見逃しを奪うと、2回裏には4番ガブリエル・モレノ、5番ブレイズ・アレクサンダーと、回を跨いで相手チームのクリーンナップを3者連続三振に打ち取るなど、圧倒的な投球でダイヤモンドバックス打線を翻弄。走者を出す場面はあったものの、剛速球に加えてキレの良い変化球を連発、バッタバッタと景気良く三振を奪う豪快な投球パターンで、試合を作ることとなった。その後、指揮官による継投ミスが原因で、手痛いサヨナラ負けを喫することとなったものの、この時期に投手・大谷がここまでの仕上がりを見せていることは、ポストシーズンの戦いを見据えると、ドジャースにとって大きなアドバンテージとなっていることは言うまでもない。まさに孤軍奮闘、勝ち負けがつかずとも腐ることなく、高い奪三振率を誇る剛腕ぶりを続ける大谷に、SNS上の野球ファンからは「奪三振率11.87エグすぎ」「160キロ投げすぎ」「100マイル超えをバンバン投げられるピッチャーなんてドジャースにおらんやろw」「完全復活やん」「来季サイヤング」「こんだけ奪三振率高いピッチャーが54本HR打ってるバグ」「大谷さんのせいで中継ぎの球が遅く見える」「投手としての総合力は由伸とどっちが上?」「コントロールめっちゃ良くなってるし」「これで実戦リハビリ登板」「なんで1勝しかしてないんだよw」といった様々な反響が巻き起こっている。

なお、今季の大谷はここまで14試合に先発し1勝1敗ながらも、47回を投げ、188人の打者と対戦。そのうち、本塁打3本を含む40安打を打たれてはいるものの、奪三振率は驚異の11.87。しかも被打率は.227、15失点で防御率も2.87。8月20日(日本時間8月21日)のコロラド・ロッキーズ戦までは、長くても4回程度までの登板に限定した“リハビリ登板”のようなものであったことを思えば、1年フル稼働すればエース級の成績を挙げるであろうことは想像に難くない。これからシーズン終了を迎え、ほどなくポストシーズンへと突入するが、ワールドシリーズ連覇を狙う常勝球団が、“投手・大谷”と“打者・大谷”の活躍により、どのような戦いぶりを見せることとなるのか、じっくりと注目したいところだ。

WHAT TO READ NEXT