SPORTS丨2025.03.10
威嚇投法! 藤浪晋太郎、死球ぶつけても抑えてしまう 無失点好リリーフにファン騒然 「荒れ球の魅力」「藤浪劇場は最高やな」

AP Photo/Lindsey Wasson
シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んでいるの藤浪晋太郎が3月7日(日本時間3月8日)、アリゾナ州フェニックスにあるピオリア・スポーツ・コンプレックスで行われたロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に登板。四死球を出しながらも無失点で切り抜けるという“らしい投球”を披露し、大きな話題となっている。
0-5、マリナーズ5点のビハインドで迎えた8回からマウンドに上った藤浪は、まずこの回先頭のクリス・ニューウェルに対し、内のシンカー、外のスライダーを見せた上で、カウント2-0からの3球目、外角低めいっぱいのところへの95.8マイル(約154.17km/h)のシンカーを打たせてショートゴロに。これで1死を取ると、続くハンター・フェドゥーシアに対しては、初球、2球目とスライダーが大きく外へと外れたものの、3球目、真ん中やや外寄り、低めに投じた97マイル(約156.1km/h)のシンカーで一塁ゴロを打たせて2死に。そのままいくかと思われたものの、テイラー・ヤングに対しては変化球が入らず、カウントを悪くすると、3-1からの5球目に内を狙ったツーシームが抜けて死球に。さらにダルトン・ラッシングにもフルカウントから四球を出し、2死ながら一、二塁と自らの制球の乱れからピンチを招くこととなってしまった。
しかし走者を出してもそこから大崩れしないのが調子の良いときの藤浪。この場面で打席に立ったアーロン・ブラチョに対し、2球で簡単にカウント0-2と追い込むと、並行カウントからの5球目、外角低めいっぱいを突く83.4マイル(約134.2km/h)のスライダーで見事、見逃し三振に。ある意味、“藤浪らしい投球”を披露しながら無失点で切り抜けることとなった。
こうした藤浪の投球に、日米のファンは興味津々。ネット上のファンからは「これぞ荒れ球の魅力」「威嚇投法!」「藤浪劇場は最高やな」「ちゃんと見せ場を作りながら無失点やぞ?」「これはメジャー開幕やろ」「なんやかんや仕事ができちゃってる」といった様々な反響が巻き起こっている。