MOVIE2025.09.03

シリーズファンの不安を完全払拭… “トゥース”はどのように完全実写化されたか?『ヒックとドラゴン』特別映像

ヒックとドラゴン

©2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

ユニバーサル・スタジオ×ドリームワークスが贈る映画館でしか体験できない驚異の“ドラゴンライド・アドベンチャー”『ヒックとドラゴン』が、9月5日(金)より公開される。この度、選りすぐりの愛らしい“トゥース”の姿が詰まった特別映像が解禁となった。

『シュレック』『ボス・ベイビー』『野生の島のロズ』など、数々の世界的人気作を生み出してきたドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(10)は、その年のアカデミー賞2部門(長編アニメ映画賞/作曲賞)およびゴールデングローブ賞(アニメーション映画賞)にノミネート、アニー賞では10部門を受賞。この1作目は全世界累計興行収入約5億ドル※の大ヒットを記録し、その後2014年と2019年に続編が公開されまたもや全世界で大ヒット、スピンオフもTVシリーズとして配信され大好評を博し、空前のスケールと圧倒的クオリティで描かれたバイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険は世界中を感動で包み込み夢中にさせた。

本シリーズから驚異の進化を遂げ、最新のIMAXカメラで撮影されたリアリティ溢れる映像が圧倒的な没入感をこの冒険物語にもたらした初の実写化映画『ヒックとドラゴン』。日本に先駆けて公開された北米では、オープニングで約8463万ドルを稼ぎ、週末興行ランキングで堂々の初登場No.1スタート。この成績は、過去のアニメ原作シリーズ3作品のオープニング成績をはるかに超える数字であり、2週目の週末も強豪作品を押さえ、北米およびインターナショナルの週末興行収入ランキングで2週連続1位を記録。現時点で全世界累計興行収入は約6億2643万ドルを記録する大ヒットとなっており、世界中の「ヒックとドラゴン」シリーズファンおよびドラゴンファンからの絶大なる支持を受け、“ヒクドラ”旋風を巻き起こしている。(8月22日時点/それ以外の数字についてはBoxofficemojo調べ)

アニメーションシリーズでは、バイキングの少年ヒックと伝説のドラゴン・トゥースの友情と絆の物語を描くと同時に、トゥースの一挙一動からあふれ出るかわいらしさがファンの心を熱く掴んできた。本作でアニメーションの世界から飛び出し、実写の世界で生きるトゥースは果たしてどのように描かれることになるのか。そんなシリーズファンの心をかすめる不安を完全払拭する、実写版の進化したトゥースのかわいさを保証する特別映像が公開された。

アニメーションシリーズ1作目から監督を務め続け、“トゥース”を知り尽くすディーン・デュボアが語る言葉と、VFXスーパーバイザーによる「ナイト・フューリーが最後には大好きになる」と愛情いっぱいに語る言葉に激しい共感を覚える、トゥースの魅力がはち切れんばかりに詰まった映像が公開を待つファンに届けられた。

映像では、ディーン・デュボア監督らの留まることのない“トゥース”への愛が語られていく。トゥースが主人公ヒック(メイソン・テムズ)と出会うシーンから始まり、尾翼の片方を失い仲間のもとに戻れなくなっていたトゥースと少しずつ距離を縮めていく、選りすぐりの愛らしさが詰まった場面が映像のなかで惜しみなく繋がれていく。デュボア監督は「トゥースに関しては力強くエレガントな存在にしたかった」と、シリーズの原作者であるクレシッダ・コーウェルが生み出したドラゴンへ抱いたイマジネーションを語るとともに、「それでいて、キュートでもある」と絶対不可欠な要素を力説。その言葉を裏付けるように、映像にはヒックの前に“おすわり”して顔をかしげてみせるトゥースの愛らしい姿が映し出される。

ヒックとドラゴン

©2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

作中でトゥースが見せる動きについてVFXスーパーバイザーのクリスチャン・マンツは「サンショウウオを参考にしたが、動きをみると黒ヒョウに近い」と動物学的な視点を語るとともに、「猫の動画をたくさん見たよ。自分の飼い犬も参考になった」と愛情いっぱいに微笑みながら熱を込めて語る。映像に収められたトゥースの、地面の光を追いかける姿や鞍を嫌がって逃げ回る姿、草花をかぎすぎてくしゃみする姿、撫でられることをもっと求めてのしかかる姿から、彼の言葉は多くの人の共感を得ることに違いない。実写の世界でその愛らしさを振りまきながら、トゥースがヒックと深めていく絆は、彼らの未来をどのように変えていくのか。

トゥースを完全実写化の世界に呼び込むにあたって、マンツのみならずデュボア監督も映画製作のあらゆる部門がドラゴンに実在感を持たせるという目標をもって取り組んだとを明かしており、その秘訣にデュボア監督は「馴染みのある動物たちの仕草や動きをドラゴンにさせること」と挙げ、「猫、犬、 馬などの動物たちから着想を得て、空想上の生き物であるにもかかわらず、実在していると感じるドラゴンを作り出した」と、実写化の成功を左右するドラゴンたちに息を吹き込む過程を語った。その貫かれた信念はデュボア監督が例に挙げた世界中の人々をワクワクの虜にした作品の名からも垣間見ることができ、「観客が 『ジュラシック・パーク』の恐竜の存在を違和感なく受け入れたように、ドラゴンが本当にいると信じてもらえるようにすることを目指した」と語った言葉の真実味を、観客たちはスクリーンいっぱいの大迫力で飛び交うドラゴンたちから見出すことになるだろう。

『ヒックとドラゴン』は9月5日(金)より全国ロードショー

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